2011年12月13日火曜日

刺繍の美

みなさん こんにちはヽ(`∀`)

ここ数日で一気に寒くなり 京都底冷えの『冬』がはじまりました ヽ((° д ° )))


先日の皆既月食は みなさま ご覧になられましたか?

なかなか見られない貴重な機会でしたね♪

京都は寒かったので 空気が澄んで きれいに見ることができました!

みなさまの地域ではいかがだったでしょうか??




店名にもなっている 「 さんび = 3つの美 」 をテーマに 当社ではものづくりに着手しています

今日は その中のひとつ 繍いの美 = 【 刺繍 】 について ふれてみたいと思います


当店には 常備1000点以上の半衿を取り揃えていますが

その中に たくさんの刺繍衿がありますが こんな小さな中にも

たくさんの手仕事の技が盛り込まれています!!




こちらの 梅の花の刺繍は「刺し繍(さしぬい)」という技法が使われています

縫われた糸の長短・糸の細太で強弱をつけ 柄を表現しています

ぼかしなど色の変化もつけやすいそうで よく利用される技法だそうです




こちらは 「菅繍(すがぬい)」という技法 ・・・ 桜の花びら部分

糸を生地の緯糸に沿って詰め 一定の間隔を空けて繍っています

生地の横シボを「菅」と呼ぶため この名が生まれたそうです




こちらは 「相良繍(さがらぬい)」 丸い結び玉で模様を表現する技法

着物や帯、小物でもよく見られる技法で 着物の紋刺繍でも使われていますね 

一粒一粒 大きさを揃えるのが ものすごく大変だとか・・・




こちらは「本疋田繍」という技法 ・・・ 金色糸を使用している部分

絞りの疋田に見えます (@_@;) 

絞りで「鹿の子絞り」という技法がありますが 刺繍でもありました!!!

 




こちらは「割り繍」という技法 ・・・ 葉っぱの部分

葉脈を境に 葉を左右二分して 左右付き合わせるように繍っています

中心線に対して逆V字を重ねたように見える繍いかたです


左は「刺し繍」 ・・・ 松の部分
   「まつい繍」 ・・・ 松の枝部分
   「駒使い繍」 ・・・ 松の葉脈の部分

と こんな小さな中に 盛りだくさんの技法が使われています






こちらは京繍職人の小松二三三さんの半衿です

左右で1枚の絵のようになっています

まるで平安時代の情景が浮かんでくるようですね(^▽^)


こうして見てみると また 半衿の見方が楽しくなりますね♪

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